米国は中国政府に対し、中国人人権弁護士の移動の自由を認めるよう要請
Oct 16, 2023
ロイタースタッフより
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ワシントン(ロイター) - 米国務省は月曜、中国に対し、5年間の不当な拘留を経て釈放された著名な権利弁護士、王全章氏の移動の自由を認めるよう求めたと発表した。
国務省は「同氏の心身の健康状態の悪化と刑務所内での虐待に関する報道を引き続き非常に懸念している」と述べ、中国に対し「不当に拘束されている全員」の釈放を求め続けていると付け加えた。中国の「弱い法治主義、恣意的な拘束、拘留中の拷問」を懸念している。
中国の裁判所は2019年1月、この著名な権利弁護士を国家権力転覆の罪で4年半の懲役刑としたが、その1カ月前に人権団体がインチキ行為を行ったとして公聴会で公判が行われていた。
王氏は警察による拷問の告発など、中国当局が慎重とみなした事件を担当していたが、人権活動家や弁護士に対する徹底した弾圧のさなか、2015年8月に行方不明になっていた。
昨年末に中国で発生し、それ以来世界中で230万人以上が感染しているコロナウイルスの感染拡大をめぐって、米中両国の緊張がここ1カ月間で高まっている。
マイク・ポンペオ米国務長官は、中国が初期の感染拡大の隠蔽を試み、感染者数の規模に関する正確なデータを共有していないと繰り返し非難してきた。
Humeyra Pamuk によるレポート。 編集:野見山千津、ジョナサン・オーティス
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